I. 装置概要
本ボトルネック・スリーブマシンは、ボトルのネックまたは口部に熱収縮性ラベルを適用するために特別に設計された自動包装装置です。この機械は、飲料、食品、医薬品、日用品、化粧品において、プラスチックまたはガラス容器への高精度かつ高速なラベル貼付に広く使用されています。
手動スリーブと比較して、この装置は高い生産効率、正確なラベル位置決め、安定した動作、および人件費の削減といった大きな利点があり、現代の生産ラインに不可欠な要素となっています。
II. 主な特徴
- 全自動スリーブ: ラベルの巻き出し、切断、拡張、および正確なスリーブを含む自動化されたプロセス。
- 高精度ステッパー制御: 高性能ステッピングモーター駆動システムを搭載し、正確なラベル供給と位置決めを保証し、エラーを最小限に抑えます。
- 高い適応性: さまざまなボトルの形状、ネック径、およびラベルサイズに合わせてカスタマイズでき、多様な生産ニーズに対応します。
- インテリジェント検出システム: 歩留まりを向上させるために、光電センサーとラベル欠落検出を統合。
- ユーザーフレンドリーなインターフェース: 直感的なパラメータ調整のためのPLC制御システム+タッチスクリーンHMI。
- 安全性と信頼性: 緊急停止保護、過負荷アラーム、およびその他の安全機能により、装置と人員を保護します。
III. 動作原理
- ラベル供給: ステッピングモーター駆動の供給機構が、ロールからラベルを連続的に巻き出します。
- ラベル切断: 空圧またはステッパー駆動のせん断システムが、ラベルをプリセットされた長さに正確に切断します。
- ラベル拡張: ガイド機構がラベルを拡張し、適用位置に配置します。
- スリーブ動作: リフティングシリンダー駆動のクランプ機構が、ラベルをボトルのネック/口部にスリーブします。
- ボトル排出: ラベルが貼られたボトルは、トンネルオーブンでのその後の熱収縮のために搬送されます。
IV. 技術仕様(例)
パラメータ |
技術仕様 |
適用可能なボトルの種類 |
丸型/角型プラスチック/ガラスボトル |
ネック径範囲 |
Φ25mm – Φ50mm(カスタマイズ可能) |
ラベル材質 |
熱収縮フィルム(PVC、PETG、OPSなど) |
ボトルの寸法 |
直径:30–100mm、高さ:50–180mm |
生産速度 |
20–60本/分(ボトルに依存) |
制御システム |
PLC + タッチスクリーン |
駆動システム |
ステッピングモーター + 空圧アクチュエーター |
電源 |
AC220V / 50Hz |
消費電力 |
1.1 kW |
空気圧 |
0.6–0.8 MPa |
構造材料 |
SUS304ステンレス鋼 + エンジニアリングプラスチック |
寸法(L×W×H) |
1700×700×2300 mm |