ASTM A312 TP304H セレーション付きフィンチューブ コイルクーラー用高周波溶接
製品仕様
属性 |
値 |
フィン壁厚 |
0.8~3mm |
ベースチューブ材質 |
TP304、TP316、TP321、TP347 |
フィンピッチ |
FPI: 3-25 |
フィン材質 |
AISI 304、316、409、410、321、347 |
フィン高さ |
5~30mm |
セレーション付きフィンチューブについて
セレーション付きフィンチューブは、工業用熱交換器に広く使用されている効率的な熱伝達要素です。独自のセレーション設計により、熱伝達効率と防汚性能の両方が向上します。
構造的特徴
- 0.5mmという狭い間隔でのフィンの高密度配置
- セレーションフィンパターンは、激しい流体乱流を作り出します
- 熱伝達効率を大幅に向上させます
製造プロセス
製造プロセスには、ストリップ材料の局所切断と高周波溶接が含まれます。巻き取り中に、切断された部分が分離して歯車状のセレーションパターンを形成し、以下を提供します:
- 変形を軽減した簡素化された巻き取りプロセス
- 強固な結合と高強度
- 優れた耐熱性および耐機械的振動性
- 優れた熱膨張性能
- 低い流れ損失と強い耐食性
主な利点
高い熱伝達効率:
- セレーションフィンは、より高いフィルム熱伝達係数のための乱流を作り出します
- 排ガス/水交換の熱伝達係数30~50 kcal/m²
- 接触面積の増加により熱伝達効果が向上
強力な防汚性能:
- セレーション設計は、流体境界層を破壊します
- 灰の蓄積と汚れを軽減
- 長期的な熱交換器効率を向上
優れた機械的性能:
- 高周波溶接により、フィンとチューブの強力な結合が保証されます
- 高耐圧性
- 優れた機械的振動抵抗
用途
- 産業廃棄物熱回収
- 空調および冷凍
- エネルギー利用システム
化学組成
C |
Mn |
P |
S |
Si |
Cr |
Ni |
0.04 - 0.10 |
≤ 2.00 |
≤ 0.045 |
≤ 0.030 |
≤ 1.00 |
18.0 - 20.0 |
8.00 - 11.00 |
機械的特性
引張強さ(最小) |
515 MPa (75 ksi) |
降伏強度(0.2%耐力、最小) |
205 MPa (30 ksi) |
伸び(最小、50mmで%) |
40% |
ロックウェルB(HR B)最大 |
92 |
ブリネル(HB)最大 |
201 |